森はゲームの影響を調べる実験の際に
森はゲームの影響を調べる実験の際に、前述の通り被験者を「ビジュアル脳」「ノーマル脳」「半ゲーム脳」「ゲーム脳」の4タイプに分類している。しかしこの選別基準は、少数の実験対象者について森が抱いた印象や憶測に基づいており、個人的な主観による分類にしかすぎず、客観的に見れば科学的とはいえない。
ある事柄について述べる多くの部分について、分析結果のデータをもとにせず、「印象として?」「?と思われる。」「?だろう。」「?かもしれない。」「?ようだ。」というような、個人的主観による推測や曖昧な表現が数多く含まれており、読み方や解釈よっては読み手の思考が誘導される可能性がある。
被験者自身の主観で述べた、ネガティブな印象(「少しオタクっぽい」「よく物忘れする」など)をそのまま反映させている部分があり、客観的であるかのような書き方になっている。
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「簡易脳波計においてβ/α値が低いのは認知症患者の脳の状態である」という理論は森が独自にとなえており、現在でも医学的には認められていない仮説である。健常者でも生活習慣により脳波がこの「認知症患者の状態」を示すことがあると発見されたのは、森がまったく予期していなかった偶発的な状況だが、この段階で「脳波で認知症の度合いが判別できる」という前提からして崩れているのにもかかわらず、「β/α値が低いことが必ずしも認知症の状態とはいえない」とせずに「健常者の脳波のβ/α値が低いのも脳が認知症の状態になっている」とみなす理由が、一切説明されていない。